新生活を始めるときに、あるいは引っ越しや模様替えで、自宅で使っている家具を買い替えたり、処分したりすることがあると思います。
小さいものや、持ち運びできる程度のものなら気軽にごみに出したり、処分することができますが、大型の家具の場合は簡単ではありません。タンスやベッド、ソファといった家具はサイズがとても大きいので、自分だけで動かすのはとても大変!
要らなくなった大型の家具を処分するには、どのようにすればよいのでしょうか?
家から運び出すことが難しい、大型家具の処分方法についてご紹介します。
机、椅子、タンス、食器棚、靴箱、本棚、ベッド、ソファ、洋服ダンス。
家の中にはたくさんの種類の家具がありますね。長く暮らしていると、家で使う家具の種類や数がどんどん増えていきます。
コンパクトサイズの椅子や、組み立て式のちょっとした収納棚程度なら、自分で買ってきて設置でき、室内で移動したり、処分することも簡単です。
しかし、大型の家具はそうはいきません。家の中に運び込むのも、設置するのも業者に依頼しなければ無理ですし、要らなくなって処分する場合も、自力ではなかなか難しいというケースが少なくありません。
家庭で使われる家具の中で特にサイズの大きいものといえば、どんなものがあるでしょうか。
大型の婚礼タンス、ダブルサイズやキングサイズのベッド、マットレス、二段ベッド、システムベッド。L字型ソファ、3人がけの大型ソファ、ダイニングテーブル、書棚、壁面収納などもあります。
このような家具は、サイズの大きさだけでなく重量もかなりあるので、家の中で置き場所を移動することさえ難しい場合が多いでしょう。さらに、婚礼ダンスなどは特に高級な家具を選んでいるケースが多いので、一般的なタンスよりも密度の高い木材を使った、かなり重たいタンスになっていることが多いようです。
自力では移動が難しい大型家具を処分する方法は、2つあります。
一つは、業者に依頼して自宅からの運び出し、回収、廃棄処分をしてもらう方法です。お金がかかりますが、最も確実な方法です。そしてもう一つは、自分で解体して自宅から運び出し、粗大ごみとして処分する方法です。
それぞれの方法について、詳しくご紹介します。
業者に回収・処分を依頼するには、電話やネットで申し込みをするだけでOKです。自分で処分することがどうしても難しい場合や、急ぎの場合にもおすすめ!
ただし、業者選びを慎重に行うことと、費用を事前にしっかり確認することが重要です。
1) 業者の選び方
民間の不用品回収業者に不用品の回収・処分を依頼する場合、お住まいの地域(市町村)で「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得している業者を選ぶ必要があります。
大手の不用品回収業者や、地域で長く事業を行っている業者はほとんどの場合問題ありませんが、無許可で営業している業者を利用してしまうと、あとからトラブルに巻き込まれたりする危険があります。
許可を得ているかどうかはネットで調べることができますし、不安な場合は、契約をしてしまう前に市役所などで相談してみてください。
2) 処理費用
不用品の回収・処分費用は業者によって異なりますので、申し込みをするときは、まず最初に見積もりを依頼し、料金を確認しましょう。
自宅に下見に来てしっかりと見積もりを取ってもらえる場合もありますし、家具のサイズ、運び出し経路などを説明するだけで、だいたいの料金をその場で伝えてもらえる場合もあります。
1つだけ処分してもらう場合、ベッドとマットレスというように複数のものをまとめて処分する場合で、料金が異なります。複数まとめて処分するなら、軽トラックに積めるだけ積み込めるプランがお得です
処理費用の一例)
大型の書棚を1つだけ処分 ⇒ およそ15,000円
食器棚、カップボード、カウンター収納をまとめて処分 ⇒ およそ30,000円
タンス2つ処分 ⇒ 13,000円 など
大型の家具をできるだけお得に廃棄処分するなら、家具を解体または分割して自宅から運び出し、粗大ごみとして処分する方法がおすすめです。
ただし、ある程度の大きさのものを自力で運べる、ネジや釘を外したりする作業に慣れているという場合に限ります。無理に作業をしてケガをしてしまうと危険ですし、無理に運ぼうとして他の家財道具や壁に傷をつけてしまうと、かえって高額の支払いが発生してしまいます。
自力で解体作業が可能かどうかをよく検討してから、作業を始めるようにしましょう。無理そうな場合、不安な場合は、業者に依頼することをおすすめします。
1) 家具のパーツを取り外す
大型家具は、とにかく重たいという問題点がありますが、可能な限りパーツを外すことで、軽くすることができます。
例えば、タンスは引き出しを空にして取り出してしまえば、かなり軽くなります。そのほか、ネジをいくつか外すことで、扉を取り外すこともできます。高級な木製家具は素材そのものが重たいので、扉だけでもかなりの重量があります。扉を外すことで、タンス本体の重さをぐっと軽くすることができます。
ベッドなら、棚の部分を外す、収納(引き出し)つきベッドは引き出しを取り外します。ソファは、クッション部分、足なども簡単に取り外すことができます。
タンスの引き出しなど、取り外したパーツはそのまま粗大ごみに出すことができますが、パーツそれぞれにつき処理手数料が必要になるのでご注意ください(それほど高額ではありません)。
2) 家具を分解する
大型の家具は、2つか3つのパーツからできているケースが結構あります。
例えば、洋服ダンスは上半分と下半分の2つのパーツからできていて、上下にわけることができるのです。とはいえ、かなり重量があるので取外しはかなり慎重に行う必要があります。収納(引き出し)つきのベッドなども、ネジをいくつか外すだけで、2つか3つのパーツにわけることができます。
分解して持ち運びできるようになった家具は、それぞれのパーツをそのまま粗大ごみに出すことができます。
3) 家具を解体する
サイズが大きすぎて入り口から外に出せないような大型家具は、解体して小さくすることができます。
ネジを外して、少しずつ解体していきますが、バールなどで無理に取り外したりする必要はありません。持ち運びできて、家から運び出せるサイズにできれば十分です。
まだ十分に使える状態もの、きれいなもの、ブランド品、有名メーカーの製品、使いやすい人気のデザインなどの家具は、中古で売って、お得に処分することができます。
家具の買取は、家具を専門に扱う店舗に依頼する方法がおすすめです。
ほとんどの店舗で出張査定をおこなっているので、自宅で査定をして、そのまま回収してもらえます。大型で重さのある家具も、プロの担当者が対応してくれるので安心!
場合によっては、値段がつかず無料で回収ということになってしまうこともありますが、お金を払って手間をかけて処分するよりもお得に処分することができます。
要らなくなった家具は、ネットフリマサイトやネットオークションサイトでもお得に処分することができます。
しかし、家具の梱包、自宅からの運び出し、配送を業者に依頼しなければならなくなるので、かえって高額の経費がかかってしまいます。経費や送料を差し引いても十分に利益が出る場合、自宅まで取りに来て、運び出しを行ってもらえる場合以外は、ネットフリマサイトなどで大型家具を売ることはおすすめできません。
家から運び出すことが困難な大型家具を処分する方法をご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください!
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不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。