ゴミ屋敷問題はいつ解決する?ゴミ屋敷がなくならない理由-名古屋の不用品回収は業界最安値出張回収センター

ゴミ屋敷問題はいつ解決する?ゴミ屋敷がなくならない理由

ゴミ屋敷という言葉がニュースやさまざまなメディアで紹介され始めてから、かなり長い年月が経ちました。ゴミ屋敷という名前や存在は、現在、ほぼ全国にかなり広く認識されているように思います。

十数年の間に、ゴミ屋敷問題にはどのような変化が起きているのでしょうか?現在も続くゴミ屋敷問題について、解決に向けた取り組みなどをご紹介します。

 

 

1.解決の道筋が見えない、ゴミ屋敷問題の現状

日本中にどれくらいのゴミ屋敷が存在するのかという、詳細なデータを取ることは難しいかもしれません。実際に存在しているのは、目に見えるような状態のゴミ屋敷だけではないからです。

自治体によっては、目に見える範囲でゴミ屋敷の数を把握しているところもありますが、集合住宅の一室が人知れずゴミ屋敷になっていたり、少し前まではごく普通に生活していた住宅がいつの間にかゴミ屋敷状態になってしまったりと、正確な数をとらえることはかなり難しいでしょう。

 

周辺の住人に大変な迷惑をかけているゴミ屋敷が存在することを行政が把握できたとしても、すぐに解決に向けた対処ができるわけではありません。ゴミ屋敷の住人は周辺の住人とトラブルになっていることが多く、市役所などの担当者が間に入ったとしても話し合いに応じようとはしません。

たとえ行政でも、個人の持ち物である家や物を勝手に動かしたり処分することはできないので、持ち主をどうにかして説得しない限り、ゴミ屋敷問題を解決することはできないのです。

 

 

2.ゴミ屋敷が生まれる理由とは?

ごく普通の住宅が、どうしてゴミ屋敷状態になってしまうのでしょうか?

一つには、激務でゴミ捨てができない、病気やケガ、高齢でゴミ捨てが難しい、認知症などの理由で身の回りのことができないといった物理的な理由があります。この場合は、それぞれの状況に合わせた対策を立てることで、ゴミ屋敷状態から抜け出すことが可能です。

ゴミ屋敷問題の解決を難しくしているのは、もう一つの理由。住人が意図的にゴミを家に集め、ゴミ屋敷を作り上げているケースです。

 

ゴミを集めてしまう人に共通することとは?

解決が難しい状態のゴミ屋敷に暮らす人の多くは、家の中、庭、敷地からはみ出るほどに積み上げられたものを、ゴミとは思っていません。大切な財産だと考えています。そのため、誰かがそれを片付けて処分しようとすると、激しく抵抗するのです。

ゴミ屋敷の住人は、なぜゴミを集めて家の中に溜めようとするのでしょうか?それは、たくさんの物に囲まれていることで安心感を得ようとしているためではないかと考えられています。ゴミ屋敷の住人の多くは一人暮らしの高齢者であり、地域社会や親族などとの関わりが少なく、孤立して暮らしているケースがほとんどです。

孤独な老人の強い不安感や孤独といった心の問題が、ゴミ屋敷を生み出しているのかもしれません。

 

 

3.ゴミ屋敷問題がいつまでもなくならない理由とは?

もし、住人がゴミ屋敷から抜け出す決意したとしても、長年ゴミを溜め続けたゴミ屋敷を片付けるには、個人の力だけではとうてい不可能です。

トラック何台分にもなるゴミを家から運び出して処分し、家の清掃まで行うには、不用品回収業者や産業廃棄物収集運搬業者などプロの助けが必要になるのですが、それにはかなり高額な費用がかかります。その費用を、どのようにしてまかなうことができるのでしょうか?ゴミ屋敷の持ち主が支払うのが当然のことなのですが、払えないとなった場合はどうなるのでしょう?

行政が介入してゴミ屋敷の片付けを強制的に行う場合は、片付けの費用を税金で肩代わりすることになるかもしれません。となると、ゴミ屋敷の片付けはさらに難しいものになってしまいます。これは、ゴミ屋敷の問題のハード的な側面です。

 

そして、ゴミ屋敷についてのもう一つの問題が、ゴミ屋敷に暮らす住人の心の問題。ソフト的な部分です。

不安や孤独感からゴミや物を集め続けて作ってきたゴミ屋敷を、プロの手を借りて、一時的にきれいに片付けたとしても、時がたてば再びゴミ屋敷を作り上げてしまう可能性があります。

 

社会的に孤立している人へのサポート、地域とのつながりを作ることが、ゴミ屋敷問題解決のためのカギとなるかもしれません。

 

 

4.行政によるゴミ屋敷問題解決に向けた取り組み

ゴミ屋敷が存在することで、最も多大な迷惑をこうむるのは近隣の住人です。

ゴミ屋敷の持ち主にとっても、住み続けることで健康上の被害や、大切な資産である住宅が損傷するというマイナス面はありますが、本人にはゴミ屋敷に住み続けるか、解決の道(業者に片付けを依頼するなど)を探すかという選択肢があります。

しかし、自宅の近くにゴミ屋敷が発生してしまった場合、周辺の住人は我慢するか自宅を手放して引っ越しをする以外に方法はなく、ゴミ屋敷の主が何とかしてくれない限り、慣れ親しんだ場所に住み続けることはできません。

 

市町村(自治体)による新たな取り組みがスタート!

周囲の人がどんなに迷惑をこうむっていても、悪臭、害虫、健康上の被害などが実際に起きていても、個人の住宅を勝手に片付けることはできません。たとえ警察が動いたとしても、ゴミ屋敷はそこに存在する権利を法律で守られています。つまり、周辺の住人は泣き寝入りするしかないのです。

そこで、いくつかの自治体が独自の取り組みをスタート。条件によっては、ゴミ屋敷を行政が強制的に片付けることができるような条例を制定し、ゴミ屋敷解消に向けた具体的な行動を起こせるようになりました。現在、全国で相当数の自治体がゴミ屋敷に関する独自の条例を制定。検討中の市町村もたくさんあり、これからもこの取り組みが全国に広がっていくことが期待されています。

自治体のゴミ屋敷に関する条例をいくつかご紹介します。

 

・東京都足立区(平成25年1月)
「足立区生活環境の保全に関する条例」

・京都府京都市(平成26年11月)
京都市不良な生活環境を解消するための支援及び措置に関する条例

・東京都世田谷区(平成28年3月)
「世田谷区住居等の適正な管理による良好な生活環境の保全に関する条例」

・東京都中野区(平成29年6月)
「中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する条例」

・神奈川県横須賀市(平成30年4月)
「横須賀市不良な生活環境の解消及び発生の防止を図るための条例」

 

行政による取り組み:京都市の場合

京都市では、行政として「不良な生活環境を解消するための支援及び措置」を行っています。

「いわゆるごみ屋敷条例」と呼ばれる市の正式な条例で、「不良な生活環境」を生じさせている方への支援を行い、「戒告、代執行令、行政代執行令」などにより、「不良な生活環境」を解消するための措置を行います。

難しい言葉で書かれていますが、要するに、ゴミ屋敷の住人に聞き取り調査を行い、支援を行う。必要であれば強制的にゴミを片付け、その費用をゴミ屋敷の住人から徴収するということです。

 

2016年の時点で、京都市では263世帯のゴミ屋敷についての相談を受け、うち130世帯について「不良な生活環境」を解消しています。100%の解決には至っていないものの、京都市から130件のゴミ屋敷がなくなったということは、素晴らしい成果ではないでしょうか。

 

 

5.まとめ

社会問題となっているゴミ屋敷問題について、ゴミ屋敷がなくならない現状と、解決に向けての取り組みについてご紹介しました。

今までは手をこまねいているだけだったゴミ屋敷問題に対し、市町村などの自治体が独自の取り組みをスタートしたことで、この先状況が変わっていく可能性も見え始めています。

 

サービス一覧

タグ一覧

コラムカテゴリー

無料一括見積もり

回収内容についてお教えください。詳しくご記入いただくほど、良い見積もりが提案される確率があがります!
お気軽にお申込みください。

※階数やエレベータの有無もできるだけご記入ください。

回収して欲しい画像を送ると、より早く正確な見積もりがわかります。