人気の片づけメソッド「断捨離」について、ものだけではない、さまざまな断捨離の事例をご紹介します!
どんなに大きな、広々とした家で暮らしていても、ものがあふれてごちゃごちゃしていたら少しも落ち着いて過ごすことができません。一方、すっきりと片づいた部屋なら、小さくても気持ちよく過ごすことができます。
片づけるという作業は、家事の中ではそれほど大きなウエイトを占めるものではありませんが、快適な生活をするためには欠かせない、とても大切なことだと思います。
ごちゃごちゃしているほうが落ち着く!という意見もありますが、とはいえ、部屋が片づいて必要十分なものに囲まれた暮らしは、とても快適です。
部屋が片づいていれば掃除もしやすくなり、清潔な環境で過ごすことができます。不潔で不衛生な環境で長く暮らしていると、じわじわと健康が損なわれていくでしょう。そうなると、生命を維持するために大変なお金と手間が必要になり、周りの人にも迷惑をかけてしまいます。
健康で快適な生活のために、ぜひ、シンプルですっきりとした部屋で暮らすことを心がけてみたいものです。
部屋の片づけというと、「断捨離」という言葉が真っ先に思い浮かびます。
断捨離という不思議な言葉の響きから、何か古い言い伝えや宗教にまつわるようなイメージを持ってしまいますが、実は、造語です。造語である「断捨離」という言葉自体には意味はなく、「断」と「捨」と「離」を組み合わせたものなのだそうです。
片づけコンサルタントの山下英子(ひでこ)さんの著書、『新・片づけ術「断捨離」(2009年)』が大ヒットしたことで断捨離という言葉が一気に広まり、あっという間に、片づけを意味するワードとして定着しました。
<断捨離とは?>
「断行・捨行・離行」というヨガの思想をもとにしてつくられた造語。
・「断」入ってくる要らない物を断つ
・「捨」家にはびこるガラクタを捨てる
・「離」物への執着から離れる
断捨離メソッドで部屋を片づける場合、皆さんはどんなものを片づけたいですか?
多くの人が実際に行った断捨離の実例の中から、片づけ事例の多かったものをご紹介します!
1位:衣類
片づけたいものナンバーワンといえば、なんといっても、クローゼットにぎっしりつまって選ぶこともままならない衣類ですね。
すっきり片づいたクローゼットなら、毎朝のコーディネイトに迷うこともありません。
2位:食器、グラス類
普段使いの本当に必要なもの、気に入ったものだけを残してあとは処分する。または、食器棚の一定のスペースに収まるものだけを残してあとは処分することで、使いやすく見た目も良くなります。
3位:靴
ぎゅうぎゅうに詰まった靴箱は、見た目も悪いし、取り出しにくいし、なんといっても不衛生!必要最低限の靴だけ並べておけば、風通しもよく靴の臭いも抑えられます。
4位:カバン、エコバッグ、トートなど
おまけや無料の配布品などをもらってこない。ひとつ増えたら、ひとつ処分する。を徹底することで、増えすぎることがありません。
5位:台所や洗面所のストック
特売を見かけるたびに大量外しているラップ、洗剤、ウエットティッシュ、柔軟剤、お風呂の洗剤、シャンプー・リンス。使いきれないうちに、存在を忘れてしまっているものもあるのでは?ストックする量を決めて、ルールを守ることが大切です。
日本中で大人気となった片づけメソッド、断捨離。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
断捨離メソッドの提唱者である山下英子さんのブログに、こんなメッセージがありました。
断捨離をする対象は、洋服や靴、本や雑誌、家の中にたまりがちな不用品、モノだけではないのですね。
それは、コトかもしれないし、ヒトかもしれない。断捨離をする目的は、それらへの執着を断ち、それらとの関係を断つこと、自分自身を縛りつけ、苦しめているモノとの関係から自由になることなのですね。
断捨離が目指すのは、「捨てることで物への執着から離れ、自分自身を解放。身軽で快適な生活と人生」。
断捨離の意味についての山下英子さんの解説を見直してみたら、そのことがちゃんと書かれていました。
部屋を片づけることから始まる断捨離というメソッドは、その人の人生へとつながっていくのですね。そういえば、世界中で大人気のこんまりさんが提唱しているのは、人生がときめく片づけメソッド。
幅広い人気を集める片づけメソッドには、人生という共通点がありました。
山下英子さんのブログやさまざまなネットサイトで紹介されている、断捨離メソッドによる片づけの一例をご紹介します。
執着を断捨離することで得られる解放
執着は悪い言葉ではありませんが、あまり良い意味で使われることがないような気がします。ものへの執着、食べ物への執着、お金への執着、家への執着、特定の人への執着。良い成績への執着、SNSで「いいね」をもらうことへの執着、長年続けてきた習慣やしきたりへの執着。
すべて捨ててしまえというわけではありません。両手にぎっしりと握りしめてもっともっと手に入れようとする必要はないのです。必要なときに必要なぶんだけ手に取ればいいだけ。
どれかひとつでも手放すことができたら、人生がもっとずっと楽になりそうです。
断捨離することで変わる親子関係
自分以外の人(他者)の課題に必要以上に介入してしまったり、他者の課題を過剰に背負い込んでしまうことがあります。そうなると、人間関係はとてもややこしく、難しく、お互いにとって厄介なものになってしまうでしょう。
これは特に、家族関係の中で起こりがちなのだそうです。夫婦の間でもそうですし、親が子に対してというケースがとても多いのではないでしょうか。
子どもの課題を親が背負ってしまうことは、子どもが自分で問題を解決し、課題を克服する力を養う機会を奪ってしまうことです。これは、引きこもりやニートの問題につながるとても危険なこと。
山下英子さんは、「断捨離は、互いが、互いの自立と自律を目指していく関係を構築していくプロセスでもある」と書いています。
自信がないときこそ…
「自分で自分を虐めるような空間からの脱却」。
山下英子さんの断捨離ブログに、こんなことが書いてありました。これは一体、どういう意味なのでしょうか?
慣れないことや苦手なこと、自分よりもずっと優れた人がたくさんいるような環境で、自信が持てず、背中を丸めてうつむいてしまうことってありますよね。
そんなときこそ、胸を張って、背中を伸ばして、笑顔を見せたらいい!自信がないと思うのも、自信が持てないと決めているのも自分、他の誰も、うつむいて背中を丸めていろなんて言っていないんですよね。自信がないと決めつけて、自分をいじめているのは、自分。
そんな空間を断捨離して、いつも笑顔で背筋を伸ばしていられたら素敵ですね!
大人気の片づけメソッド「断捨離」について、単にものを処分するだけではない、自分自身を開放して身軽で快適な人生を目指す、断捨離の極意をご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください!
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