2018年にスタートした4K・8K放送、皆さん楽しんでいらっしゃいますか?
4K専用のNHKや民放の新しいチャンネル(無料・有料)が開設され、4Kでしか見られない番組が、すでにいくつも放送されています。
とはいえ、一般家庭への普及率は、2019年の半ばを過ぎた今でも数パーセントにも満たない数値にとどまっているというデータもあるようです。4K・8K放送が本格的に広まっていくのは、これからなのかもしれませんね。
今回は、4K・8K放送を楽しみたいという方のために、必要なテレビやチューナーについての情報をご紹介したいと思います。
4K・8K放送は、正式には「新4K8K衛星放送」といいます。
現在の地上デジタル放送(地デジ)、衛星放送(BS、CS)とは違う、衛星放送による新たなチャンネルです。4K・8K放送専用のチューナーを使って見ることができます。
4K・8Kという名前は、画素数から来ています。
4K放送の画素数は、3840×2160ピクセルです。4K以前の、最も美しいといわれていたフルハイビジョン放送の画素数は1920×1080でしたから、さらに数値がぐっと上がっていることがわかります。
4K放送は、画素数が3840(およそ4000)であることから、4K放送と呼ばれます。同様に、フルハイビジョン放送は、画素数が1920(およそ2000)であることから、2K放送と呼ばれています。
<テレビ放送の画素数>
アナログ放送 | 720×480ピクセル |
地上デジタル放送 | 1440×1080ピクセル |
BS/CS | 1440×1080ピクセル |
NHKBSプレミアム | 1920×1080ピクセル |
一部の衛星放送 | 1920×1080ピクセル |
4K放送 | 3840×2160ピクセル |
8K放送 | 7680×4320ピクセル |
2003年に地上デジタル放送がスタートし、誰もがアナログ放送の時代よりもクリアな映像が楽しめるようになりました。現在では、さらにクリアで美しいフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)の映像も見られるようになっています。
4K・8K放送ではもっとずっと美しい、次世代の映像規格による高精細で臨場感ある映像を楽しむことができるようになるのですが、現在のレベルでも、もう十分にきれいな映像が提供されているように思えます。
より美しい4K・8K放送が必要とされる理由は一体どこにあるのでしょうか?
その理由のひとつとして、テレビのサイズがどんどん大きくなってきているということがあげられます。
テレビが薄くコンパクトになり販売価格も下がってきたことから、ひと昔前よりもワンサイズ大きいテレビを選ぶ家庭が増え、32~40以上、50以上のサイズを選ぶケースも多くなってきました。大きいサイズのテレビでテレビ放送を視聴することが一般的になってきているのですね。
同じ画素数のテレビ放送を画面サイズの大きいテレビで見ると、高精細なクリアさが多少損なわれるといわれています。ですので、大画面の大型テレビでより美しい映像を楽しむためには、より大きな画素数の放送が必要になってくるのです。
まず、4K・8K放送について理解しておきたいポイントが2つあります。
1) 4K・8K放送になっても、今までのテレビ放送(地デジ、衛星放送)は見られる
2) 現在の地デジ、衛星放送を見ている機器だけでは4K・8K放送を見ることができない
1) 4K・8K放送になっても、今までのテレビ放送は見られる?
地上デジタル放送がスタートしたときは、それまでのアナログ放送が終了するという流れになっていました。
そのため、「新4K8K衛星放送」が始まったことで、地上デジタル放送や今まで見ることができていた衛星放送が見られなくなってしまうのでは?という心配をされている方もいらっしゃるようです。もちろん、その心配はありません。今まの地上デジタル放送やBS/CS放送に加えて、4K・8K放送を見ることができます。
2) 現在の地デジ、衛星放送の機器だけで4K・8K放送が見られる?
4K・8K放送は、専用のチューナーがなければ見ることができません。BS/CSを見るための衛星放送のチューナーがあっても、4K・8K放送のチューナーとは別のものなので見られません。
それでは、4K・8K放送を見るためにはどんなものがあればよいのでしょうか?
現在のところ、4K・8K放送を見るためには2つの方法があります。
a) 4K・8K放送チューナーを買う
b) NTT東日本/西日本のフレッツ・テレビのサービスを利用する
a) 4K・8K放送チューナーを買う
次の3つのうちいずれかを購入することで、4K・8K放送を見ることができます。
– 4K・8K放送に対応したチューナー
– 4K・8K放送に対応したチューナーを内蔵したテレビ
– 4K・8K放送に対応したチューナーを内蔵したレコーダー
ただし、BS/CS放送を見る環境が現在整っていない場合は、衛星放送を見るためのアンテナを設置するか、ケーブルテレビに加入するなどの環境を別途用意する必要があります。
また、4K・8K放送に対応したチューナーを内蔵していない「4K・8K対応テレビ」というものも販売されていますが、これは、4K・8K放送のハイクオリティな映像に対応可能なテレビという意味なので、4K・8K対応テレビだけでは4K・8K放送を見ることはできません。
4K・8K放送に対応したチューナーだけを購入して、現在使っている4K・8K対応ではないテレビ(2Kテレビ)につないで4K・8K放送を見ることも、一応できます。ただし、2Kテレビでは見られない(見にくくなる)ケースもありえるようです。
画質を気にせず4K・8K放送を楽しむだけなら、とりあえずこの方法で対応可能です。
b) NTTのフレッツ・テレビを利用する
光回線を利用した、NTT東日本/西日本のフレッツ・テレビで4K・8K放送を見ることができます。
ただし、月額利用料が必要になるほか、集合住宅の場合は利用できない場合もあるので、詳しくはご利用のNTT東日本または西日本にお問い合わせください。
とはいえ、テレビを見る環境はさまざま。
・戸建て or 集合住宅
・ケーブルテレビを利用できる or できない
・衛星放送を受信している or していない
などいろいろなケースがあるので、自分がどのような状況で、どんな設備が必要なのかそれぞれのケースについての対策が必要になってきます。どうすればよいかよくわからない…。と、思われている方も多いのではないでしょうか。
そんな場合は、こちらのサイトがおすすめです。
自宅で「新4K8K衛星放送」を見るために何か必要かを簡単にチェックしてくれます。
4K・8K放送に対応したチューナーやテレビの購入を検討されている方の多くが、どれを選べばよいかわからない!と思っているのではないでしょうか。決して安くはないものなので、迷ってしまいますよね。
特にこだわりがなく、よくわからないので決められないという場合は、現在使用しているものと同じメーカーのものを選ぶ方法がおすすめです。
国内の有名家電メーカー製のものであれば、基本的に、どの製品もおすすめです。テレビ、録画用ハードディスク、チューナーを同じメーカーのものでそろえておけば、設置や接続も簡単、動作もスムーズです。
・SHARP(シャープ):AQUOSシリーズ
・Panasonic(パナソニック):VIERAシリーズ
・SONY(ソニー):BRAVIAシリーズ
・東芝:REGZAシリーズ
・三菱電機:REALシリーズ
もう少し安く買える国内外のメーカーの製品も、人気を集めています。2台目、3台目として購入する際や、できるだけ安くそろえたいという場合におすすめです。
・LG(エルジー)
・Hisense(ハイセンス)
・maxzen(マクスゼン)
・TCL(ティーシーエル)
・山善
・アイワ
・JOYEUX(ジョワイユ)
・アグレクション ほか
いくつかのメーカーから、4K放送を受信可能なチューナーが販売されていますが、8K放送に対応したチューナーは、実はまだ1種類のみ!シャープ製のものしかありません。
今後さらに、幅広い展開が期待されています。
・SHARP
・東芝
・SONY
・Panasonic
・IODATA
・ピクセラ
・マスプロ ほか
4K・8K放送は、2018年に始まったばかり。8K放送については、これから本格的に放送がスタートすることもあって、それに対応した機器が今後続々と登場することが予測されます。
ですので、早めに購入した4K・8Kテレビ、4K・8K対応テレビ、4K・8Kチューナーの買い替えを検討しているという方も、いらっしゃると思います。
使わなくなった、家の環境に合わなくて不要になってしまった4K・8Kテレビ、4K・8K対応テレビ、チューナーなどは、ぜひ、中古買取の査定を受けてみることをおすすめします。今後必要とされる方がたくさんいますので、高値での買取が期待できます。
2018年にスタートした、4K・8K放送(新4K8K衛星放送)を見るためには何が必要か?ということについて、ご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください!
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